« 民主党前原代表の奮闘というか迷走というか | トップページ | 初雪 »

中国のチベット問題余録

昨日のエントリにいただいたフランカーさんのコメントで思い出したのでちょっと書いてみる。

中国にも当然ながらネット環境があるわけですが、フランカーさんのおっしゃる通り、チベット関連のページは国家による検閲がかかる仕組みになっているらしく中国国内では閲覧できないらしい。それだけ中国共産党サイドとしては国内でチベット問題が浮上して国民に知れ渡るのは困るということだ。

その検閲システムは基本的に中国ネットの全域に配備されているのでチベット問題を扱うサイトは当然ながら、BBSやチャットで「チベット」というキーワードに反応して接続が切られてしまうのだという。

で、この仕組みを逆手にとって活用されているのが、ネトゲ(ネットゲーム、オンラインゲーム)なのだそうだ。オイラはネトゲやらないんですけどね。ここから先は同僚から少し前に聞いた話。

ネトゲの多くはRPGゲームなわけで、ゲームを進めるに従ってそのゲームの中で流通する通貨を所有したりイベントを経て各種アイテムを所有していくスタイル。その通貨やアイテムというのはゲーム中にオンライン上の他のユーザーと取引ができる仕組みになっていて、レアアイテムや経験値が高くないと獲得できないアイテムなどについてはネットオークションなどでリアルな通貨(¥)で取引をされることがあるのだそうだ。

世界中どこからでも参加できるネトゲは当然ながら中国からでも参加できる。面白いのは中国からの参加者の多くが、実はオークション等でのリアル通貨に換金するためのアイテム獲得のために日々ネトゲで収集活動をするユーザーなのだという。彼らはアイテム収集専門の会社で与えられたPCからアクセスしてゲーム内でアイテム獲得をした成績に応じて給料(元)を受け取る仕組みなのだという。中国ではこの雇われゲーマーとして生活をしている者がいるというから驚きだ。日本では純粋な遊びが、あちらの国では生活の糧という訳だ。

生活がかかっているから中国雇われゲーマーは必死だ。
日本人同士ならわいわいとチャットでもしながらゲームを進めるのだが、彼らはわき目もふらずにアイテム獲得のためモンスターと戦う。まあ日本語が通じないので彼らとはチャットをする意味がないのだが。

困るのが、1匹のモンスターを複数ユーザーで協力して退治したり、目当てのモンスターを取り合う場面なのだという。協力すれば倒せるモンスターでも中国人は自分一人の稼ぎにしたいから協力しないで勝手に戦う。非道いのになると、日本人ゲーマーが戦っていてモンスターが弱った所を横取りしたりするのだという。そうしたことがあってか、日本人ユーザーの間ではそうした時の対処法が誰からともなく広まった。

それは、「チベット作戦」

同一画面に居る中国人ユーザーを排除するために、かれらに向かってチャット画面でひたすら「チベット」「チベット」「チベット」と連呼するのだそうな。ちなみに日本語を中国語に翻訳するサイトで調べるとチベットは「西藏」と出る。英語だと「Tibet」となる。
これを繰り返すと、中国の検閲システムが発動して中国人のアクセスが切断されてしまうのだという。

中国人ユーザーが他国のユーザーと共存しようという姿勢があればこういうことをしなくてもいいんだろうけどね。長文の割にたいしたネタでなくて申し訳ない。

さて、NHKの赤穂浪士特番でも見るか~。

|

« 民主党前原代表の奮闘というか迷走というか | トップページ | 初雪 »

「ゲーム」カテゴリの記事

コメント

いやこりゃ面白すぎというかなんというか(苦笑)

ただ、当の中国人は、どうしてチベットチベットと連呼されると切断されちゃうのか、全く理解してないですよね、きっと。ハナから知らないんだから。

アメリカでヒロシマとか検索したら切れちゃうとか、日本で真珠湾とか南京とかキーワードにしたら切れちゃうとかって話は聞いたことがないです。
過去にどんな歴史があったにせよ、あるいは現在国の施策として何が起こっているにせよ、その情報をつまびらかにせず遮断してしまうという行為はやはり、独裁的というか後進国のすることじゃない?と思うのが日本人のマジョリティの感覚じゃないかなと思いますね。

投稿: フランカー | 2005.12.16 15:22

>>フランカー さん
ニガワラされましたか(笑)。
電話すらないような情報化未開の時代ならともかく、これだけ情報の流通が激しい現代において検閲という行為がどれだけ実行力を持つのか甚だ疑問ではあります。
鉄のカーテンは半世紀でさび付いて瓦解しましたし、共産主義・社会主義が100年持ちこたえた事例はないわけで。
中国が本気で情報統制するなら、鎖国する覚悟がいるんでしょうね。

投稿: VINCO | 2005.12.16 22:28

 こんにちは。
 丁寧にTB&コメントありがとうございました。

 思わずくすっとしてしまう中華対策話でした。
 それと同時に、中国の言論統制の現状が垣間見えた気がしました。
 日本で生きている私からすれば言論統制なんて時代錯誤なイメージしかありませんが、向こうの人はそれすら考えられないんだろうなあと思うと切ないものです。

 んではでは、また参照させていただきます。これからもどうぞヨロシクーです('▽')シ

※メアドは

投稿: 冷茶 | 2005.12.18 15:06

あう、下の
※メアドは
は、思い切りミスです。申し訳ない・・・

投稿: 冷茶 | 2005.12.18 15:07

>>冷茶 さん
コメント&TBありがとうございます。
なんだかんだ言っても中国は共産党の一党独占の社会主義国家ですからね。冷戦終結とはいえかつての名残りがまだまだあるということです。
今後ともよろしくです。

投稿: VINCO | 2005.12.19 00:04

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/15430/7621133

この記事へのトラックバック一覧です: 中国のチベット問題余録:

» チャイの横暴に「チベット作戦」 [【MMO】っもGAME情報局!無料で遊べるオンラインゲームレビューサイト【Online】]
楽しむ為に遊んでいる、日本オンゲプレイヤー共通の敵。 それが「外国産RMTer」 主に中華などに生息している、金を稼ぐ為、他人の迷惑などこれっぽっちも省みない労働ゲーマーです。 相場破壊・狩場占拠・ボスクラスモンスター横取りなど、その被害は多種多彩。そこそ..... [続きを読む]

受信: 2005.12.15 21:46

« 民主党前原代表の奮闘というか迷走というか | トップページ | 初雪 »