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ITから見たF1(Ferrari)

イタリアGPの予選結果をアップしてもいい時間なのですが、ちょっと面白い記事を見つけたので紹介します。

フェラーリ流F1マシンのハイテク・チューンアップ
(CNETジャパン)

Ferrariチームのエレクトニクス関連の責任者Dieter Gundel氏へのインタビューですがなかなかに興味深いですよ。

以下、ちょっとだけ抜粋

--市販のソフトウェアはどの程度使用していますか。また自社開発されたソフトウェアは全体のどのくらいを占めているのでしょうか。

 それはアプリケーションの種類によって異なります。事務関連には標準的なMicrosoft製品を使っています。設計/製造ツール(CAD/CAM)にも市販のワークステーション用製品を利用しています。しかし、すべてのレースマシン制御用ソフトウェアと大半のデータ解析用アプリケーションは自社開発です。専用のデータベースもやはり自社開発です。自社開発のソフトウェアが全体の何割くらいあるかははっきりとは分かりません。グループによって異なるツールを使用していますから。

(中略)

--McLaren-Mercedesや他のレーシングチームがデータにアクセスできないように何か対策を講じていますか。

 Ferrariのネットワークには、工場でもサーキットでも最高のセキュリティ対策が施されています。サーキットと工場では無線ネットワークは使用していません。セキュリティ機能に不満があるからです。また重要なデータを格納したノートPCはすべて、工場から持ち出す際にハードディスクの中身を暗号化しています。レースカーからガレージへのテレメトリーのトラフィックも暗号化されています。

(中略)

--使用するITシステムはここ数年でどのように変わりましたか。

 かつては補助的なツールだったのが、いまでは必要不可欠なものになっています。一例を挙げると、数年前ならデータロギング機能に問題があった場合、それが動かないままでもレースカーを走らせることがありました。ところが今では、データロギング機能が正常でなければマシンをガレージから出すことはありません。ITベースのツールが最適レベルで動作していないかぎり、クルマを走らせる意味などないからです。

F1をはじめとるするモータースポーツへのエレクトロニクス導入、特にハイテクと呼ばれる制御やロギング技術が入ってきたのは、80年代のホンダチームが最初といわれている。
かつては補助的なツールでしかなかったIT技術が、もはやそれなくしては成り立たないほどにまで重要な役割を果たしているようになっているのだと改めて感じた。

考えてみれば、僕たちがネット経由でライブタイミングをリアルタイムで見ることができたりするのも、こうしたIT技術がF1に入ってきたからこそで、最先端の世界でしのぎを削る技術競争はとどまるところを知らないのだろう。数え切れないほどのアイデアが導入されては淘汰されていき、僕たちが触れることができるまでにたどり着くのだ。
ハイテク化によってつまらなくなるという意見もあるが、それらのいくつかは確実に僕たちを楽しませるものとして息づいている。トライ&エラーを許し、それらを取捨選択する環境が両立するF1ならば、今後も一級のエンターテイメントとして君臨することができると思う。

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