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F1、真夏のストーブリーグ

7月25日のドイツGP以降、F1は約3週間のサマーブレイクを経てハンガリーGPが開催されている。

基本的には予選とレースの結果についてここでエントリーを書いてるのだが、この3週間は人事異動のニュースがかなり大量に出てきた感がある。今宮純氏の記事にもあるように、これは異常な状態なのだと思う。
上位主力チームで安泰なのはフェラーリだけだ。

そもそもストーブリーグという言葉は、冬の寒い時期、つまりストーブを使う時期にある出来事だからこそ”ストーブ”リーグと名付けられたのに、こんなクソ暑い時期にストーブもあったもんじゃない。

この”異常な”ストーブリーグの背景にあるものはなんなのか。
つまるところは、安泰な(安泰すぎる)フェラーリにその原因がある。

ドイツGPまでの過去12戦中、実に11戦をフェラーリのM・シューマッハが勝利している。今季の勝率は実に91.6%だ。今季ただひとつ勝利を逃したモナコにしても、モントーヤとの接触リタイヤがなければどうなっていたかわからない。もはや皇帝シューマッハの今季優勝を疑うものはいないし、セカンドドライバーであるバリチェロもきっちり仕事をこなしていることもあり、フェラーリのコンストラクターズ優勝も確実だろう。
こうした「盤石すぎる」フェラーリをなんとかして切り崩したいという思いが、セカンドグループのチームには強くあるのかもしれない。だからこその真夏のストーブリーグなのだろう。周囲の興味はもはや誰が優勝するかではなく、誰がフェラーリの牙城を崩すのかに移行している。

しかし、そうして興味をもっている人がまだいるうちはいいのだ。ライトなモータースポーツファンはすでに今季のF1に対しては興味を失っている。
今年のいまの段階でもまだF1に興味をもっているのは、ただひたすらにフェラーリの勝利を願うばかりの熱狂的なフェラーリファンと、その逆のアンチ・フェラーリファンが主流だ。

残酷なようだが、見る側は混戦を望んでいるのだ。
誰が勝つかわかりきっている試合など見る気はない。

次は誰が勝つのか?
それを予想しながらハラハラドキドキの展開を演出できてこそ、一流のエンターテイメントと言える。

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