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首相再訪朝での得失

小泉首相が再訪朝した。

日朝首脳会談の骨子
(読売新聞)

先に帰国していた拉致被害者5人の家族のうち、蓮池さん夫妻と地村さん夫妻それぞれの子供の計5人が今回帰国したが、曽我ひとみさんの夫であるジェンキンス氏とその子供達については今回の帰国が実現しなかった。
これに対して、拉致被害者たちからは「最悪の結果だ」との批判が出たが、そもそも今回の再訪朝がなければ5人の帰国もなかったし、ジェンキンス氏らの中国での再会のめども立たなかったわけで、ある程度の成果が得られたコトに対する評価はあってもいいだろうと思う。

外交交渉に満額回答を期待してはいけない。

まして、今回の相手はこれまで数々の欺瞞外交をやってきた”実績”のあるあの国なのだ。こちらの思惑どおりにいくはずもない。まあ、そこをどれだけこちらに有利な状況にもっていくかが外交手腕なのだが。
少なくとも5人は新たに帰国させることはできた。曽我さんの家族についても再会の可能性を残している。安否不明者の調査については新たな情報が得られなかったことが残念ではあるが、打ち切りではなく再調査ということでこの線についてはまた今後の課題だろう。

食料と医薬品の人道支援と、改正外為法と特定船舶入港禁止法案の発動停止という、二つのものを北は今回得たわけだが、盗人猛々しいあの国に一切の妥協を許さずに結果を引き出すことは今のところできない。重要なのは、これまでの恫喝外交が、だんだん通用しにくくなってきていることを北に認識させることだろう。
少し長い目で見れば、拉致問題が今回で解決しなかったのは北にとってもマイナスなのだ。曽我さんの家族が今回帰国しなかったことや、不明者の安否情報が新たにでなかったことで、日本の世論は拉致問題に関してはクールダウンすることがないのだから。

涙に暮れる曽我さんをはじめ、拉致に苦しむ人々に対しては同情を禁じ得ないが、北に対しては真綿で首を絞めるようにじわりじわりとストレスをかけていくという方法が最終的には効果的なんだと思う。あまりに強硬にでれば、過剰反応の好きなあの国のことだ、またぞろテポドンの1発くらいぶっ放すかもしれない。まあ、そうなったらそうなったでまた周辺諸国から袋叩きにあうだろうけど。

外交交渉ってのは時間がかかるもんですね。
一撃必殺の究極奥義ってのはないんだなあ・・・

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