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湾岸MIDNIGHT第29巻
楠みちはる
湾岸MIDNIGHT 第29巻
ヤングマガジンコミックス


連載当初からずっと読み続けているこの作品。
ブラックバードのポルシェはカーボンの超軽量ボディに加え、幻の「超当たりF1タービン」まで装着して、富永がとことんセッティングを詰めたACE友也のGT-Rと、アキオのZを迎え撃つ。アキオのZはルーフをカーボンにしたことによる軽量化はしたものの、ブラックバードのポルシェに比べればそのチューンの度合いはかなり軽い。
これまで数々の首都高バトルを繰り返してきた主役の2台の過去を見れば、今回のバトルはかなりブラックバードに有利に見える。友也のGT-Rをからめた3台のバトルの行方は実際に読んでいただければわかるだろうが、最近の「湾岸」はバトルでの技術的なものよりも、個々のキャラの心理描写に重きを置いている。それは話数が進むにつれてより大きくなってきているように見える。
僕個人はこういった「哲学書のような」描写はわりと好きな方で、この作品に関してはバトルはもうあまり重要視していない。車のバトルが読みたければ「頭文字D」を筆頭にもっと他にたくさんある。

多少、ネタバレになるが、興味深いシーンを紹介する。
かつては友也の恋人であった今日子が、紆余曲折を経て結局はACEの後藤を選び、そのACEのGT-Rで友也がアキオ達とのバトルをしている夜、今日子は後藤にこんなことを語る。

はっきり言えば自分のコトをまず考える
いつも自分をアピールして
 そして他者に対して正当化する
正しい者が勝つんじゃなくて
 勝ったものが正しいという考え・・・
ACEにきて あっさりと気づきました

あまりにも稚拙すぎるその考えに
あまりにも身勝手なその生き方に


この一文を読んで、何故だかいまのアメリカを真っ先に連想してしまった。
自分の主張を正しいものだと疑わず、他者にその「正しさ」を強要するも、思惑どおりにいかない苛立ちがさらに自らの主張を強要していく悪循環のなかにあるかの国は、この先どこまで行くのだろうかと思う。

このマンガを読んで僕のような連想する人が多いのか少ないのかはわからないが、最近は哲学書のような内容になってきたこの作品を読んで、あれこれと自分の中で思索する人は、案外と多いのかも知れない。

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