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イラクでの邦人人質事件

日本時間の木曜日夜に、アルジャジーラによって放送されたイラクでの邦人人質事件は、日本中に衝撃を与えた。

<イラク日本人拘束>日本人3人を人質に自衛隊撤退を要求 (毎日新聞)

サラヤ・アル・ムジャヒディーンと自称する武装グループは3日以内に自衛隊がイラクからの撤退姿勢を示さなければ3人の人質を殺害すると主張していたが、アルジャジーラによって最初に放送された日の深夜には福田官房長官の記者会見で要求には応じない方針が示された。

今朝になって、解放に向けた動きになったらしいが、この文を書いている午後9時現在はまだ解放の確認はまだとれていない。

日本人人質3人、24時間以内に解放…中東TV (読売新聞)

当初から自衛隊のイラク派遣に反対する市民グループなどは撤退するべきだという主張をしていたが、このタイミングで自衛隊の撤退を表明すれば、テロリストに屈することにもなりかねない。列車爆破テロによって、自国軍の撤退を表明したスペインのようになってしまいかねない。
そもそも、現在のイラク国内の治安状況が劣悪なのはニュースなどをみることができるのであれば誰にでもわかることなのだ。そこへ敢えて行くということは、相応の覚悟が必要なのだと思う。今回の人質にされた3人にしてもそれなりの覚悟をもって現地へと赴いたはずだ。

彼らが軽率な行動をとったとは思わない。
だがそれでもなお、身の危険を回避できなかったのは事実だ。

なによりも非難されるべきは、無辜の民間人を盾にして自分の主張を通そうとする武装勢力の卑劣さだ。こんなことをするからこそ、イスラム原理主義過激派は他者から一切支持されることはないのだ。
イラク戦争で、アメリカに正しい大儀があったわけでもないだろう。だが、だからといってどんな方法を用いてでも報復してもいいわけでもない。

こういった僕のような(おそらくは)普通の日本人の感覚は、アラブの人々には通じないのだろうか?
逆に、アラブの人々の普通の感覚とはいったいどんなものなのか、それを知る術は意外と少ないようにも感じる。

お互いの違いがどこにあるのか、その違いをどう埋めていくのか。
それがクリアできないと、争いなんて永遠に終わらないだろう。

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